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明けましておめでとうございます!

Happy new year! 2020年がみなさまにとって実り多き年となりますことを願っております。

2019年には大学入試に英語民間試験が使われることを延期する発表があり、小学校英語の必要性や幼少期からの英語教育を行うべきかなどの議論が活性化したように思います。

個人的には世界中に多くのmulti-lingualな人々がおり、「国語力が落ちるので子供の頃は1ヶ国語しか学習すべきではない」というような主張には共感できません。一番の理由は、週に2-3時間、国語ではなく英語を学ぶ時間が増えたからと言って国語力が落ちるはずがないと思っていることです。

そんな中、マレーシア人のほとんどが3ヶ国語以上を話すので、マレーシアの公教育に

ついて学んできました。

マレーシア国籍を持つ子は主に3種類の小学校から1つを選び、教育を受けるそうです。そして、中学校になると合流して、主にマレー語と英語で授業を受けるとのことでした。

小学校は以下のようになっています。 ・マレー系(マレー語、英語、アラビア語で授業が行われる) ・インド系(マレー語、英語、タミル語で授業が行われる) ・中国系(マレー語、英語、中国語で授業が行われる)

滞在中、現地では英語と中国語を使いましたが、中国語も北京語を話していたかと思えば急に福建語に変わったり、さまざまな言葉が飛び交います。中国系の学校に通っている子は、北京語、福建語、広東語など、いろいろと使いこなすそうなので、5ヶ国語・6ヶ国語話すは当たり前とのこと。

小学校でさまざまな言語の基礎を硬め、大きくなってからはどこまで学ぶか自由意思になっている制度は日本と反対のようですね。このような考え方もありますので、小学校英語反対派の方にも知っていただきたいなと思いました。

外国語教育に関心がないのが一番いけないことだと思いますので、議論をすることはすばらいと思います。Tokyo Olympicsのある2020年。よりグローバルな社会を意識した政策についての議論が進むことを期待しています。

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